アマゾン川でバタフライ

新卒、世界一周経験者が挑む青年海外協力隊奮闘記。2019年度1次隊でブラジルに小学校教員として派遣予定です。

日本と日本語が好きになる授業がしたい

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訓練55日目。

今日は、ポルトガル語で授業実践をしました。

現場の要請に合わせて、自分で授業を考えて実践するテクニカル授業。


ポルトガル語で指導案を書くことも、実際に授業をするのも大変。

覚えた単語もパッと出てこなかったり、複雑なことの説明ができなかったりして、先生に助けを求めたり…あ~任国でやばいな~と思うけど、同じクラスの人たちに助けられて何とか。


O que é “SUMÔ”
私は日系の小学校に派遣されるので、「相撲」について授業で取り上げた。

ブラジルでもYouTubeNHKの放送を見たことがある子どもたちもいるのかな。


はじめに相撲について知っていることについて聞いた後、実際の相撲のビデオを見て、折り紙でおもちゃを作る体験もしてほしいなと思ったので、折り紙で力士を作り、トントン相撲で横綱を決める授業をした。


授業をして思うのは、自分の語学の力不足。

パッと自分の言いたい言葉を引き出せなかったり、対話が一方通行になってしまったり。

 

語学の壁はやっぱり大きいなと実感する。

 

夜は、面白算数ネタ集の自主講座を受けた。

 

算数をゲームにして遊んでいるんだけど、いつのまにか勉強になっている。

 

そんな楽しいアイディアいっぱいだった。

 

「楽しくなければ、勉強は続かない」

訓練が始まって、日々そう思う。

 

私のポルトガル語のクラスは、本当に楽しい。

こんな授業受けたことないくらい楽しい。

授業中も笑顔が絶えないクラス。

 

そう思わせているのは、紛れもなく語学授業の担当の先生であるアンドレアのおかげ。

 

授業中も、たくさんゲームをしたり、お手紙を書いたり、踊ったり、歌ったり。

ブラジルの文化に触れながら授業が進んでいく。

 

アンドレアはいっつも笑顔で、いつも私たちを褒めてくれる。

 

不安になったらポジティブな言葉をかけてくれるし、ネガティブなことを発すればすぐに否定してくれる。

 

「大丈夫、あなたは日々成長している」

 

そんなメッセージを体全体で伝えてくれる人。

 

訓練、大変だけど、アンドレアとみんなのおかげで、毎日楽しいし、ブラジルとポルトガル語が前よりももっと身近に感じ、好きになっていく。

 

私もブラジルへ行ったら、ブラジルの子どもたちに

「日本と日本語が好きになる授業」がしたい。

 

いいこと言いましたね。大丈夫、あなたならできる。

アンドレアに話せば、こういう言葉が返ってくるんだろうな。そんな強い人間に私もなりたい。