日本と日本語が好きになる授業がしたい
訓練55日目。
今日は、ポルトガル語で授業実践をしました。
現場の要請に合わせて、自分で授業を考えて実践するテクニカル授業。
ポルトガル語で指導案を書くことも、実際に授業をするのも大変。
覚えた単語もパッと出てこなかったり、複雑なことの説明ができなかったりして、先生に助けを求めたり…あ~任国でやばいな~と思うけど、同じクラスの人たちに助けられて何とか。
O que é “SUMÔ”
私は日系の小学校に派遣されるので、「相撲」について授業で取り上げた。
ブラジルでもYouTubeやNHKの放送を見たことがある子どもたちもいるのかな。
はじめに相撲について知っていることについて聞いた後、実際の相撲のビデオを見て、折り紙でおもちゃを作る体験もしてほしいなと思ったので、折り紙で力士を作り、トントン相撲で横綱を決める授業をした。
授業をして思うのは、自分の語学の力不足。
パッと自分の言いたい言葉を引き出せなかったり、対話が一方通行になってしまったり。
語学の壁はやっぱり大きいなと実感する。
夜は、面白算数ネタ集の自主講座を受けた。
算数をゲームにして遊んでいるんだけど、いつのまにか勉強になっている。
そんな楽しいアイディアいっぱいだった。
「楽しくなければ、勉強は続かない」
訓練が始まって、日々そう思う。
私のポルトガル語のクラスは、本当に楽しい。
こんな授業受けたことないくらい楽しい。
授業中も笑顔が絶えないクラス。
そう思わせているのは、紛れもなく語学授業の担当の先生であるアンドレアのおかげ。
授業中も、たくさんゲームをしたり、お手紙を書いたり、踊ったり、歌ったり。
ブラジルの文化に触れながら授業が進んでいく。
アンドレアはいっつも笑顔で、いつも私たちを褒めてくれる。
不安になったらポジティブな言葉をかけてくれるし、ネガティブなことを発すればすぐに否定してくれる。
「大丈夫、あなたは日々成長している」
そんなメッセージを体全体で伝えてくれる人。
訓練、大変だけど、アンドレアとみんなのおかげで、毎日楽しいし、ブラジルとポルトガル語が前よりももっと身近に感じ、好きになっていく。
私もブラジルへ行ったら、ブラジルの子どもたちに
「日本と日本語が好きになる授業」がしたい。
いいこと言いましたね。大丈夫、あなたならできる。
アンドレアに話せば、こういう言葉が返ってくるんだろうな。そんな強い人間に私もなりたい。