アマゾン川でバタフライ

新卒、世界一周経験者が挑む青年海外協力隊奮闘記。2019年度1次隊でブラジルに小学校教員として派遣予定です。

「今を残す」ことの大切さ ~はてなブログ始めました~

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長野県駒ケ根市で行われている青年海外協力隊の訓練も、あと2週間と少し。

毎日が驚きの速さで進んでいく。毎日決められた時間にご飯を食べ、授業を受け、課題をやるという生活も、あと少しだと思うと、なんか少しだけ寂しくなる。

 

訓練が終われば、出国まであと少し。2年間の海外生活が始まっていく。

私にとって長期で日本を離れる経験は、これで2回目。

 

初めて長期で日本を離れたのは、2017年5月から2018年2月までの世界一周。世界中の色々な教育現場が見たくて日本を出た。

 

旅の9か月は毎日が激動だった。

世界中のたくさんの先生が教育について教えてくれたし、先生という職業の魅力をたくさん知ることができた。どの国に行っても、子どもたちは一生懸命勉強していたし、先生も一生懸命授業に当たっていた。

教育は世界どこでも共通なんだと感じることができた。

 

今こうして私が海外の教育に携わりたいと考えているのも、あの9か月の旅があったから。あの経験が私の人生を大きく変えていったなと思う。

 

ただ一つ、私には後悔がある。

それは旅をしていた時、「今を残す」ということに力を注げなかったこと。

 

2017年5月、私は旅をする前に、旅のことについて綴るホームページを開設した。

しかし、ホームページを作るのは私にとって難しいことで、出国前の忙しいときに、多くの時間をホームページ作りに割いていた。

 

出国してからも、同じで完璧な記事を書こうとするあまり、せっかく海外にいるのにコンピュータの前でホームページを作る日々。

せっかく海外いるのにこれだともったいないと感じるようになった。ホームページを更新することが、私にとって負担になっていった。

 

出国して2ヶ月くらいのアメリカ滞在までは記事を書いていた気がするけれど、それ以降はFacebookInstagramでの発信に変えた。そして、最近ホームページのドメインを解約した。

 

2018年の2月に帰国し、4月からの大学4年生。

私は何度か講演会を開く機会をいただいた。私が話をすることでお金をいただくというのは初めての経験だった。

私が講演をするときに一番大切にしていたのは、自分の心を動かして相手に伝えるということ。講演に来て下さる方は、「目には見えないもの」に対してお金を払って来てくださっている。

その「目には見えないもの」は、例えば、感動だったり、刺激だったり、心が動かされる何かだったり……。では、相手の心を動かす話し方とは何か。

私の中の答えは、まず話し手の心が動いている状態であること。

 

自分の心が動いていないと相手の心を動かすことは出来ない。

また、心を動かすことができるのは心だけだと思っている。

 

そして、強いメッセージ性。

 

つまり、私の伝えたいこと。それを誰との関わりで、どうしてそう思うのかを心を動かして伝えること。これが、私が講演会を開く中で大切にしていたことだった。

 

私は海外での経験を、未来の子どもたちに伝えたいと思っている。

あの時の感動を、悲しみを、怒りを、情けなさを忘れないようにしないといけない。あのときの、あの感情が未来の誰かの心を動かすからだ。

 

だから、私は「今を残す」ことを大切にしていきたい。

はてなブログだったら、ホームページを作るより簡単に書けるかなと思って、始めてみました。

3日坊主の私ですが、気軽に書いていきたいな