アマゾン川でバタフライ

新卒、世界一周経験者が挑む青年海外協力隊奮闘記。2019年度1次隊でブラジルに小学校教員として派遣予定です。

犯罪と付き合いながら生きていく

今日は午前中は、サンパウロにある日本領事館に表敬訪問し、午後は語学授業✨

 

日本領事館では、歓迎の言葉をいただいた後、安全対策講話。

日本で警察をされた後、ブラジルの領事館で安全対策の担当をされている方からブラジルの治安について伺った。

 

「2年間、ブラジルにいたら必ず一回は強盗にあう。強盗は銃を持っているから、抵抗したら絶対にダメ。

強盗にあうということは、一気に生か死に立たされることであり、少しでも振る舞いを間違えると殺される。

だから、自分が強盗に合わないためにできることを考えなければならないし、強盗にあった時の振る舞いを練習しておく必要がある。」

 

という内容の話であった。

 

自分が強盗のターゲットにならないための努力が必要。外に出た瞬間から強盗のターゲットにならない競争が始まっている。その競争に自分が負けたら、相手の言うことに従い、携帯、お金、カードを渡していく。

 

「今日あたり強盗にあうんちゃうかな〜と思って、部屋を出る」

「ブラジル人が携帯を触っている、電話していると見たら、こいつらたちがターゲットになればいいと思って自分はやらない」

 

今までの生活の中で、危ないと思ったことは一度もない。安全そうな雰囲気だし、人もたくさんいるし、楽しいことがいっぱい。

でも、水面下では貧困問題、マフィア、薬などたくさんの問題のあるブラジル。

 

私たちは、犯罪とうまく付き合いながら生活していくしかない。

 

意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば「運命」が変わる

 

この「運命」というのは、生きるか死ぬか。

 

最近、ふとした瞬間に銃を突きつけられることを想像してしまい、両手を挙げてお金、携帯を差し出す練習をしてしまう。笑

 

怖い話ばかり聞いているから、ブラジル旅行のどこにも行く気になれていない。笑

 

イグアスの滝は有名な観光地だけど、3つの国の国境となっているので、麻薬が通ってくるた場所。カーニバルは、人がたくさんなので、スリがすごいらしい。

 

もう少しブラジルでの生活に慣れて、気をつけることが分かって、ブラジル人のようになってきたら、楽しそうなことも考えてみたい。

 

でも今は、安全に健康に、毎日を過ごすことしか考えられないなぁ。

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講義の中のクイズに正解し、いただいた海外安全対策の本