アマゾン川でバタフライ

新卒、世界一周経験者が挑む青年海外協力隊奮闘記。2019年度1次隊でブラジルに小学校教員として派遣予定です。

地域実践の振り返り

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今日は地域実践の振り返りがあった。

 

地域実践というのは、任国へ派遣された時にカウンターパートや周りの人達の声に耳を傾けながら、一緒に課題や解決策を探していこうという、実践型の講座。

 

全部で10の受け入れ施設があり、訓練生はそれぞれ希望する施設に分かれて活動を行なっている。

 

この地域実践活動には、とても力を入れているし、時間もかけている。講座の中で語学の次に多いのが、この実践活動。かれこれ1ヶ月半くらい活動は続いている。

活動の様子が5/25に長野県内の新聞に掲載されて、私の感想も新聞に載っていた。

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地域実践活動を通して、学んだなぁと思うことが2つある。

 

1つ目は、個々の力を活かしたチームを作ることの大切さ。

私が参加したのは、特産物や地域の野菜を目玉にしているお店の集客をあげるプロジェクト。同じチームには、野菜栽培で派遣予定の方をはじめ、コミュニティ開発や、元食品会社で働いていた方など、これまでのキャリアが直結するような方々ばかりで、私は正直、貢献できないかもしれないと思っていた。

 

しかし、活動でアンケート調査をした時に、たくさんのデータを収集し分析したり、デジタルでアンケート調査を行ったり…私が大学で学んだことが活かされた。

 

自分が誰かに必要とされていて、そのチームの中で貢献できるというのは、とてつもなく嬉しいことだなぁと感じた。

 

任国に行ったら、もしかしたら私のできることはないように見えるかもしれない。けれど、きっとどこかに私ができることがあるし、私だからできることがある。

そんな前向きな気持ちになった。

 

2つ目は、カウンターパートの方の視点は「1つのものの見方」であるということだ。

 

つまり、カウンターパートが言うから、それが全て正しいということではなく、他の視点で見たらいろんなことが見えるかもしれないということ。私たちは外から来たものとして、別の視点を持っていなければならない。

 

例えば、野菜栽培で派遣されたとする。カウンターパートの方が、「いや〜、野菜が全然取れなくて、それは全てこの天気のせいなんだよね。だから、しょうがないんだよ」と言ったとする。

そうした時に、その言葉を100%信じて、まあ天気のせいだししょうがないかと思うのか、他にももっと別の理由があるはずと思って探すのでは全く違う。

 

協力隊として、現地の方の協力に行く以上、後者でありたいと思う。

それと同時に、どう歩み寄って、どう伝えていくかも大切だなぁと思った。

 

ここからは地域実践活動も最終仕上げ。

最後までやりきりたい。

 

今日の夜ご飯は駒ヶ根名物のソースかつ丼

美味しかった。

駒ヶ根での生活もあとちょっとだと思ったら寂しいけど、最後まで頑張りたい。