アマゾン川でバタフライ

新卒、世界一周経験者が挑む青年海外協力隊奮闘記。2019年度1次隊でブラジルに小学校教員として派遣予定です。

私が協力隊に参加しようとした理由

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6月になると、私の家の近くであじさい祭りが開かれる。5万株のあじさいが咲き乱れ、ライトアップもあり、蛍も観れるという素晴らしくロマンチックなところ。

 

しかも入場料は300円。中学生以下は無料。

 

リーズナブルで、ロマンチックな雰囲気も味わえて素晴らしいお祭り。私の町の自慢の一つ。

 

今年は青年海外協力隊駒ヶ根訓練所の40周年記念。今日は5カ国から大使館の方々が来てくださり、意見交換会が行われた。

 

私はバングラディシュの大使館と方と同じテーブルで、バングラディシュのことや隊員の自己紹介、協力隊に応募した理由などを聞いた。

 

173人隊員がいるので、173通りの志望理由がある。顔なじみになった人の志望理由を聞いて、刺激を受けたし、私が志望したきっかけを忘れちゃいけないなと思った。

 

私が協力隊を選んだのは、日系社会で現地の方々と日本の文化をつなげていく活動に関わりたかったから。

 

私は2017年5月から2018年2月まで、世界の教育が見たいなと思って旅をしていた。

 

南米、ボリビアに行ったのが全ての始まりだった。

一番大きな理由は、ボリビアのコロニア・オキナワという日本人移民の入植地へ行ったこと。ボリビアという地球の裏側の街に、沖縄の文化があり、それを伝え続けようとしている町の人たちとお会いした。

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南米へ行く時の苦労、開拓のこと、今抱えている状況など、たくさんのことを教えてもらった。

世界の裏側に、日本の街があって、この街をどう守っていくか考えている姿を見て、私も日系社会の中に入っていって、現地の人と一緒に活動したいと思った。

 

二つ目は、ボリビアで協力隊の方々とお会いし、現地の教員養成大学や地元の幼稚園を見させてもらったこと。

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元協力隊で幼児教育で派遣されていた方が、現地の教員養成大学で幼稚園児に手洗いを指導する方法について、エプロンシアターで伝えていた。

 

私が作った日本の文化の絵本を気に入ってくださり、スペイン語に訳して絵本を読んだのもいい思い出。

他にも、サッカー隊員の方と水泳隊員の方にお話を伺うことができた。

 

この時に、協力隊ってかっこいいなって思った。私が出会った協力隊の方々は、本当にカッコよかった。

現地の方々と対等に、楽しく、一緒に教育について考える姿が眩しかった。

でも、この時はまだまだ雲の上の存在の人としか思えなかった。

 

私が海外で働くということを考えたのは、旅の終盤に友達とライン電話していた時。

 

急に進路の話になった。

 

「莉奈は、世界の人と笑い合っている方が、あってるよ」

 

私には、海外で活動するなんて無理だと思っていた。

英語だってできないし、すぐ落ち込むし、社会人経験もないし。絶対、無理だと思ってた。

でも、友達の一言で、私も海外で働いていいんだって思えた。

 

私は世界中の人たちの優しさに助けられて、何も取られず、病気にもかからず帰ってくることができた。

 

こんな日本からふらふらやってきた私に、たくさんの人が大きすぎる愛をくれた。いつも嬉しくて嬉しくて泣いていた。

 

Se eu falar português fluentemente, eu vou falar com muitas pessoas. Um grande números de japoneses não fala português, por isso eu quero ajudar os estrangeiros brasileiros que moram perto da minha cidade.

もし私がポルトガル語をスラスラ話したら、たくさんの人と話すことができる、多くの日本人はポルトガル語を話すことができない、だから私は、私の町に住むブラジルの方々を助けたい。

 

これが私のやりたいこと。

世界の人からもらったたくさんの愛を、一生をかけて世界の人たちに返していきたい。

 

これが、私の人生。

協力隊はその手段。